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メディグルコラム

地域医療連携に関する
お役立ち情報を発信

2023.06.02

退院後の介護施設検索をメディグルでスムーズに

高齢化が止まらない日本。2007年に超高齢社会に突入し、2022年には高齢化率が約28.4%になりました(厚労省:人口動態統計)。高齢者が医療にふれる機会が増えてきていますが、退院後の患者さんの療養先を探す難しさがあるのではないでしょうか。

1. 高齢者が退院後に生活していくために

退院後、療養する場所は大きく 自宅 または 施設 の選択肢があります。

高齢者は入院前後で、その疾患や環境の変化により、急激にさまざまな機能低下をもたらすことが少なくありません。運動機能が低下しADLが急激に低下した場合、入院前は自宅で過ごしていても、家庭内環境、家族や親戚の支援体制、住居の構造などから施設療養を選択される場合も多く、移行には さまざまな調整 が必要になります。合わせて、昨今では入院期間の短縮化に伴い、それらがより、難しい現状にあるとうかがえます。

2. 退院後の転院先

令和2年度の統計(厚労省発表)では、全体の11.7%が施設入所を占めています。

入院前は自宅で生活し、退院後に自宅外に移動した割合は11%です。

調査は全体値であるため、高齢者においては、より施設入所にバイアスがかかることが推測されます。

図.厚生労働省:令和2年(2020)患者調査の概況

そして、この表の「家庭」には、通院や在宅医療も含まれます。
特に高齢者は、疾患を複数抱えていることも多く、リハビリテーションをはじめとする退院後の継続療養についても、地域で連携をとる必要があります。

病院や施設は、機能に応じ専門性があります。

たとえば老人保健施設は、基本的な医療処置は介護報酬内に包括されています。そのため、入院中に必要な医療ケアや薬代は施設負担になり、また医療保険と介護保険は、基本的に同時利用することができません。定められた医療行為以外は保険請求できないことから、施設により受け入れに対する条件もあります。

それぞれの機能や利用についての情報、制度などサービスについて、施設であれば受け入れ入居者など、これらの情報の共有は、円滑な移行調整に大きく影響すると考えられます。

3. 介護施設の検索

医療機関が介護施設を検索する際、以下のような情報を収集する手段があります。
 ①インターネット上でハンドサーチ
 ②役所や地域の介護相談センター、介護包括支援センター、福祉事務所などに相談する
 ③厚生労働省の介護事業所・生活関連情報検索で調べる
 ④施設見学会や介護フェアなどに参加する

時間の制約がある中での介護施設探し。
ホームページ上のサイトにすべてが公開されているとは限りません。
また、その介護施設の機能だけでなく、特徴や性格、相性などは、実際の関わりの中で情報が得られる部分でもあります。
『効率よく』『必要な情報を』を取得するためにメディグルの介護施設検索を活用することは、各職種が得た情報の管理や共有をしやすくなります。

メディグルは介護施設検索もできます


メディグルでは、2023年5月より、
病院の後方連携における 介護施設検索システム が実装されました!

介護施設の評価や転院の際の注意事項など、病院外のさまざまな職種と協働する顧客情報を院内で共有し、関係性の見える化や業務効率化を支援します。全国の医科・歯科のみではなく介護施設まで、地域医療における情報をすべて一元管理できるようになりました。

現在実装されている介護系検索項目には、機能ごとの各施設だけでなく、訪問や通所、サ付・有料・軽費、福祉用具貸与や販売、地域包括支援センターといった、35を超える項目が設定されています。
※介護施設データベース提供はオプションとなります。


是非メディグルを一度で試してみませんか。
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