メディグルコラム
地域医療連携に関する
お役立ち情報を発信
2021.12.07
がん診療連携拠点病院は、全国どこでも質の高いがん医療を提供することができるよう、
がん医療の均てん化を目指し、整備が進められてきています。
がん診療連携拠点病院405箇所(都道府県がん診療連携拠点病院51箇所、地域がん診療連携拠点病院(高度型)51箇所、地域がん診療連携拠点病院298箇所、地域がん診療連携拠点病院(特例型)2箇所、特定領域がん診療連携拠点病院1箇所、国立がん研究センター2箇所)、地域がん診療病院が46箇所、指定されています。(令和3年4月1日現在)
がん診療連携拠点病院では、専門的ながん医療の提供、地域のがん診療の連携協力体制の構築、がん患者に対する相談支援および情報提供などを行っています。
がん診療連携拠点病院等の一覧表(令和3年8月1日現在)[PDF形式:122KB]
・引用ページ
「がん診療連携拠点病院等」厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/gan/gan_byoin.html
各都道府県にがん診療連携拠点病院が置かれ、二次医療圏に概ね1ヶ所程度「地域がん診療連携拠点病院」が指定されています。地域がん診療連携拠点病院は地域に密着したがんの専門病院であり、全国どこでも質の高いがん医療が受けられる仕組みになっています。地域がん診療連携拠点病院の機能や役割は以下のようなものになります。
1. 手術・化学療法・放射線治療・緩和医療・複数科相互診療支援など、がんにおける集学的治療を行う
2. 各学会の診療ガイドラインに準ずる標準的治療並びに応用治療を行う
3. クリニカルパス(クリティカルパス)の整備
4. セカンドオピニオン、施設間連携への対応体制の整備
5. 医師・看護師・医療心理に携わる者などを含めたチームによる緩和医療の提供
6. 地域の医療機関への診療支援や地域連携クリニカルパスを含めた病病連携・病診連携の体制整備
7. 専門的ながん医療に携わる医師・看護師・薬剤師・
医療心理に携わる者・診療放射線技師・診療情報管理士などの配置
8. 集中治療室・無菌室・放射線治療装置などの設置
9. 施設内禁煙の実施
10.主に地域のかかりつけ医を対象とした早期診断、緩和医療等に関する研修
11.専任者を配置した相談支援センターの設置
12.院内がん登録の実施
これからのがん医療は「病院完結型から地域完結・循環型医療へ」を目指しています。がん診療連携拠点病院や地域がん診療連携拠点病院は、専門的な治療に加え病院一体でがん相談支援センターの周知などを行い、かかりつけ医は患者を専門的な施設へ適切に「繋ぐ」ことが求められます。そのためにも、今後は更なる地域連携の推進、がん教育への協力を行っていく必要があるでしょう。
・参照ページ
「がん医療の連携」認定NPO法人キャンサーネットジャパン
https://www.cancernet.jp/seikatsu/medical/network/
具体的には管理画面の検索タグの欄から「がん連携パス」のタグを設定し、該当する医療機関にそのタグを付けると、「メディグル」の検索画面から「がん連携パス」を運用している医療機関を検索することが可能になります。
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