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「メディグル」で登録医療機関MAPをリニューアル。地域医療機関のパートナーとして関係性向上を目指す。

メディグル

導入事例

地域医療連携システム「メディグル」を導入された
病院様の活用事例をご紹介

2023.03.03

連携業務の意思決定を支える。
メディグルによる「顧客カルテ」の構築による効果とは。

連携業務の意思決定を支える。<br>メディグルによる「顧客カルテ」の構築による効果とは。

公益財団法人 心臓血管研究所付属病院様は東京都港区西麻布にある循環器内科・心臓血管外科・心臓リハビリテーション科の専門病院です。

心臓血管研究所付属病院様がメディグルを導入された経緯や、導入による連携業務の変化、今後の展望について、以下3名の方にお話を伺いました。

 

事務職(企画総務グループ企画グループ部長):国仙様
事務職(事務グループ部長):佐々木様
診療連携室:重綱様

導入前の課題

・属人的な連携情報管理で情報が点在していた
・訪問に行くべき医療機関の優先順位が立てられなかった
・紹介データの集計業務に時間がかかっていた

導入後の効果

・訪問記録を一元管理し、医師まで共有がスムーズに
・分析した紹介データからフォローすべき医療機関を明確化
・集計業務を3分の1、4分の1程まで削減の効果を実感

ー 導入前の地域医療連携上の課題はどのようなものがございましたか?


私が連携室へ来た際に、医療連携の訪問に関する情報の見える化ができていないという課題がありました。訪問についても、訪問に行くべき医療機関の優先順位が全然つけられないまま「とりあえず行こうか」という状態であり、加えて訪問後の紹介元医療機関情報があまり管理できていなかったという状況が一番大きな課題でした。

ー 2019年11月よりメディグルのかかりつけ医検索システムをご導入いただいておりますが、顧客管理(CRM)まで活用をご決定された要因はどのような点でしょうか?

 

メディグルのかかりつけ医検索システム自体は、前任の頃から逆紹介の際の医療機関検索を活用していましたが、そのような課題を抱いてる時に本当にタイミングよくメディグルが顧客管理や紹介データの分析までできるとご案内いただいて導入させていただきました。

主な決定理由としては大きく3つあります。

・カスタマイズ性の高さ
・データ分析画面の視認性の高さ
・機能やユーザー数が無制限な点


当院は心臓および血管疾患に特化した専門病院であるため、紹介データを管理するにあたっても、不整脈や心不全といった班ごとでの紹介数/率の指標が重要となります。

メディグルでは分析する診療科を病院側で設定できるため、カスタマイズ性に魅力を感じました。

メディグルでは各班ごとでの紹介・逆紹介データに加えて、紹介元医師別や担当医師別までの紹介数/率を即時に見れるため、院内でも共有しやすいと感じました。
訪問記録のカテゴリー分けや利用できるユーザー数も無制限な点も良いと思いました。

ー 導入しどんな効果を実感いただけましたか?
 

フォローすべき医療機関が明確化できたと思います。各医療機関の紹介数の状況があまり把握できないまま今までは「とりあえず行こうか」という状態だったのが、直近の紹介数や、訪問状況を把握し、フォローすべき医療機関の優先順位を簡単にリストアップできました。

またこれからは初診や再診の「精査・加療」、「検査のみ」のように紹介目的ごとまで細かく集計できるため、今まで集計に1時間ぐらいかけていた作業を、データを取り込むだけで体感3分の1、4分の1程まで削減の効果が期待できると考えています。

ー 活用する中で、業務にどのような変化をもたらせそうでしょうか?

医師とのコミュニケーションが変わるかと思います。訪問に向かう間の電車やタクシーでの移動の際に、訪問に行く医師と訪問先の直近の紹介動向や前回の記録を見ることができるので、医師も課題認識を持った上で訪問していただくことができます。

また訪問する事務員や医師が人事異動などで変わっても、これまでの訪問記録が蓄積されているため、医療機関とのコミュニケーションもスムーズになるかと思います。

ー 各班で分析を行い、見えてきた課題などはありますか?

要因はこれから探る必要がありますが、初診の紹介の減少率が紹介件数全体の減少率と比べて高いことがわかりました。
また、昨年度の紹介実績や診療実績から重点的にフォローが必要な医療機関を30程ピックアップしたのですが、120%以上のペースで紹介が発生している医療機関もあれば、50%くらいのペースに落ち込んでしまっていたり、初診の紹介は減少しているが、再診を含むとそこまで減少していない医療機関もあるなど、医療機関ごと、病床機能ごとに新たな気付きもありました。

フォローすべき医療機関を明確化し、 紹介の動向が把握しやすくなった結果だと思います。

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ー 今後メディグルどのように活用を展開していきたいとお考えですか?

連携室のスタッフでまずは訪問記録をより残していくことから業務を標準化していきたいと思います。
MAP分析なども活用しながら訪問先のピックアップや、訪問後の効果測定までもチェックしていこうと思います。
副院長も連携室の担当であるため、蓄積したデータから今後の方針を立てていくことが直近のゴールになるのかなとは思ってますね。

ー メディグルに期待していることはございますか?

ゆくゆくは紹介数だけではなくて、どれだけ入院や手術に繋がっていくかが重要になってくるかとは思うので、その辺りも網羅的にデータとして取り込み、入院率まで分析できると申し分がないと思います。

ー ありがとうございます。今後はそのような分析機能まで開発予定となっております。
単科の病院様なので、各班の課題感が明確になってくるとは思いますので、発展して活用いただけるのかなと思います。
本日はお忙しい中貴重なお話ありがとうございました!

公益財団法人 心臓血管研究所付属病院
所在地:東京都港区西麻布3-2-19
病床数:74床 (うちHCU6床)
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