地域医療連携強化を支援する「メディグル」

安城更生病院は、救急医療・がん診療・災害医療・周産期医療を中心とした医療を提供し、愛知県西三河南部地域における中核病院となります。

また医療DXにも力を入れており、地域医療連携の分野においても患者紹介におけるDXを推し進めてこられました。

今回は地域連携室 坂口様・久野様に、メディグル予約を用いた地域連携促進についてお話をお伺いしました。

導入前の課題

・WEB予約システムを既に導入していたが、連携室側のサポート体制の負担が生じていた。

・予約希望日の変更など、電話でのやり取りに負担が生じていた。

導入後の効果

・紹介元の活用サポートを全てメディグルで行うため、連携室の負担が軽減した。

・土曜日等の休診日でも予約を取得でき、予約枠の利用促進にも繋がった。

ー 決め手は利用までのセッティングの手軽さとコスト軽減。

安城更生病院では元々別のWEB予約システムを導入していましたが、紹介元の方から利用申請があると、当院より業者側にアカウント発行依頼をかけ、紹介元へ共有し、連携室にて訪問による活用のレクチャーまで行うなど、連携室側に負担が生じていました。

メディグル予約では、アカウント作成から紹介元への案内・活用サポートを全てメディグルで行っていただけるので、利用までの手間がなく連携室の負担も軽減できたのが決め手です。

WEB予約の利用をこれからさらに増やしていくことを考えた時に、使い勝手やセッティングの手軽さは重要な点と考えます。

また切り替えによるコストバリューも大きかったことも切り替えの決め手となりました。

ー 他社からの切り替えもスムーズに実現。

切り替え当初は開業医からの問い合わせもありましたが、メディグルのサポートデスクにて直接ご対応いただいたので、問題なく運用開始をすることができました。

ー 運用ルールを定め、FAXとの併用の課題もクリア。

WEB予約の運用ルールを連携室で定めています。

WEB予約では、希望日の2日前までなら予約取得を可能としており、期日を過ぎると予約枠を表示しない運用ルールとしています。

FAXによる予約の場合、WEB予約用に解放している枠は基本利用しないというルールにしています。WEB予約に解放する期日が過ぎた枠については、FAX予約においても枠をおさえて良いといった共通認識をもつことで、WEB予約とFAX予約を問題なく併用できています。

WEB予約に開放する枠も連携室が主体となって、枠の解放を各診療科に打診しています。

現在運用している紹介枠の中であれば、問題ないと判断される診療科が多いですが、複雑なルールがある専門外来などは、従来通りFAXで調整するルールとしています。

ー 予約枠の拡大で枠の利用促進にも繋がる。

当院では毎月2000件ほど診療の紹介予約を受付けており、可能な限りWEBに紹介枠を解放しています。7月からは耳鼻咽喉科・泌尿器科・皮膚科もWEB予約枠を解放することで、WEB予約が320件を越え、導入当初に目標としていた月300件のWEB予約数を達成することができました。

手軽に利用できるWEB予約は、24時間365日予約を受け付けることができるので、紹介元の利便性が高まったと思います。予約取得後も予約票が自動発行されるので、当院側の対応業務の軽減にも繋がっていると思います。

今後、さらにWEB予約枠を拡大することで、紹介元の利便性を向上させ、当院にご紹介いただきやすい体制を作っていきたいと思っています。