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「私達の役割は、患者様に適切な情報をご案内すること」-メディグルによるかかりつけ医検索の仕組みを連携室全員で活用-

メディグル

導入事例

地域医療連携システム「メディグル」を導入された
病院様の活用事例をご紹介

2023.08.21

情報の一元管理と検索性の向上で
患者様に適切な施設をスムーズにご案内

情報の一元管理と検索性の向上で<br>患者様に適切な施設をスムーズにご案内

神戸市立医療センター中央市民病院様は、神戸市の基幹病院として、厚生労働省の救命救急センター評価(平成26年~令和4年)において9年連続で全国1位の評価を受けている救命救急センターや、ロボット手術、脳卒中、がん治療等に一貫して対応する高度専門医療センターを擁されています。

 

神戸市民の生命と健康を守る神戸市立医療センター中央市民病院様が、メディグルを導入された経緯や導入後の活用状況について、地域医療推進課長 松永様と、患者相談支援担当係長 前田様にお話を伺いました。

 

導入前の課題

・医療機関の情報管理が煩雑で、人的リソースも割かれていた

・情報共有が口頭ベースであり、全員で共有することが難しかった

導入後の効果

・情報管理・更新が効率化された

・メディグルを通して全員が同じ情報を確認、共有できるようになった

・より適切なかかりつけ医案内を患者様に行うことができるようになった

 
 

ー メディグルを導入された背景を教えてください。


松永様:連携医療機関の情報管理を、より簡潔にしたいと考えたからです。

それまでは連携医療機関の情報をExelで管理していました。しかし、医療機関の開院・閉院情報などを充分に更新できておらず、その情報管理・更新のために1人分のリソースを割く必要もあります。

また、病院独自で医療機関の検索システムを作っていたのですが、その開発を続けていくことが難しくなっていました。

 

そこで、いろいろとインターネット検索で探したり、周りの病院に話をきいてみたりする中で、メディグルを知りました。メディグルは医療機関の情報が毎月更新されていくので、今までより楽に管理できるのではと思い、導入を決めました。

 

ー さまざまなシステムがある中で、メディグルを導入いただいた決め手はなんでしょうか。

 

松永様:お話を聞かせていただいて、無料でも医療機関情報を活用して検索システムまで使用でき導入費用が抑えられること、実際にシステムを触ってみてから有料プランなどの本格導入を検討していけることに魅力を感じました。


決め手となったのは、独自の検索項目を設定できる機能です。当院で連携医療機関にアンケートを取り蓄積・管理している、厚生局のデータに無いような細かな施設情報を取り込み、検索項目として設定しています。

ー 実際に使用されてみてのご感想はいかがですか。

 

前田様:現在、患者相談支援でかかりつけ医検索システムをよく使用しています。

まず、マップ表示がすごく見やすいと思います。また「ご自宅周辺でかかりつけ医を探したい」と希望される場合が多いので、エリアや、この地点から3キロ以内等の条件で絞り込めることも非常に便利です。距離感も掴みやすいですし、印刷したときも綺麗に出せるので、患者様にご案内しやすいと感じています。

私どもの役割は、患者様に適切な、必要とされている医療機関をご案内することです。そのため検索サイトから医療機関ごとの詳細まで確認・印刷できることも重宝しています。

 

ー メディグルを部署内でどのように活用いただけていますか。

松永様:かかりつけ医紹介の担当は6名ほど、地域連携室全体では50名ほど在籍しています。各個人それぞれにID・パスワードのユーザー情報を持たせて、転院相談の際などに活用させています。

あとは事務のほうが毎月の紹介・逆紹介の実績を登録していたりと、スタッフがそれぞれの使い方をしている形です。

 

ー 多くの方でお使いいただいていますが、システムを共有することでの利点など、実感されている部分はありますか。


松永様:スタッフ間での医療機関の情報共有がしやすくなりました。

例えば、入退院支援の看護師やケースワーカーが得た医療機関の情報を、今まではエクセルで管理していたり、口頭で伝えるだけで終わってしまっていたりと、十分に共有出来ていませんでした。

メディグルで医療機関ごとにそういった情報や、過去の訪問・来訪時の記録などを記載しておけるので、各自がメディグル内で医療機関を検索し情報を閲覧、共有できています。

バラバラにされていた情報管理が一元化でき、誰でもそこを見れば情報が分かることはすごく便利だと思いました。

 

ー ありがとうございます。後方連携での活用を主にお伺いしましたが、前方連携の部分でのご活用はいかがでしょうか。


松永様:当院が超急性期病院ということもあり、個別に医療機関を訪問し、紹介で患者様を獲得するという流れはありませんが、各診療科の先生方から、紹介状況等を知りたいと要望があった際に、メディグルで各自で見ていただき、参考にしていただくことはあります。

 

ー 今後、院内でのメディグル活用について、さらなる展開などはお考えでしょうか。


松永様:今当院では「かかりつけ医検索機能」と「情報共有」の部分でとても重宝させていただいています。

ただ、まだ施設情報をエクセル管理している部分があるので、情報の1本化ができると良いなと考えています。また医療機関以外の情報も登録して共有できるようになればありがたいです。

 

ー 5月から介護施設データベースの提供も開始しておりますので、ぜひご利用いただけたらと思います。そのほか、メディグルに期待いただいていることなどはございますか。


松永様:紹介・逆紹介データについて、よりスムーズに取り込めるようになり、様々な軸での集計などに活用していけたらと思います。


前田様:かかりつけ医検索システムについては、より施設の詳細情報が集約されることで、患者様に適切なかかりつけ医を、細かな情報までご案内していきたいです。


ー ありがとうございます。「私たちの役割は、患者様に適切な医療機関をご案内すること」という、使命感のあるお言葉がとても印象的でした。今後も分析機能や検索システムについも様々なバージョンアップを予定しています。引き続き、ご意見をいただきながら活用を進めていただけたらと思います。

 

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地方独立行政法人神戸市民病院機構 
神戸市立医療センター中央市民病院

所在地:神戸市中央区港島南町二丁目1番地の1
病床数:768床
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